Las Aletas Buleriadas

魚好きと釣り好きの狭間で。渓流と南の島のルアー釣りetc.

Bluefin trip 2019春 ポイントの選定について

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今年の南西諸島への遠征を書こうと思ったのにLCCの事やら竿の事で前振りが長くなってしまった。小説でもないのだから計画無しに書いているので途中で出てきた言葉や思いついたことでどんどん脱線していってしまう。結局は本題に戻るのだけれど、脱線もまた一つの書く楽しみなのでどうか自由に書かせてやってください。

 

2019年4月25日 

世間より2日早く連休が始まった。潮周りは夕方に干潮が来るので昼間はリーフゲームが難しくなる。では高潮位の場合は堤防か地磯か沖磯か、となるのだけれど堤防だと魚のリリースを考えるとあまり気が乗らない。落としタモのようなランディングツールも必要だし。地磯は風向き次第で釣りが成立するが、島によっては地磯が少ない島もあるので逆に言えば風向きや波が悪ければ危険になる。沖磯は費用がかかるのでなるべく乗りたくない。

空撮で見るとわかるけれど、島によっては高潮位でもリーフの釣りが成立する島が何島かある。なだらかなリーフというよりは崖系のリーフで、そうした場所であれば潮位に左右されずに釣りが成立する。なので今回の旅程では連休の前半が日中は高潮位なのでそうした島を選ぶようにした。初めていく島々なので釣りはしたことは無いし、そこでGTやカスミアジが釣れた実績があるのかも知らない。けれども鹿児島以南(強いて言うならトカラ列島以南)の島々ならどこに行ってもショアラインにカスミアジが着いていると考えて間違いが無いし、実績云々は自分にとって何も重要では無かった。

それよりも自分で釣れそうなポイントを空撮と海底の地形、島の地形や水深といった諸条件から想像して、釣り場までの行き方を探して実際に足を運んでみて釣るという一連の流れがないと満足しなくなってしまっているので、事前にあそこが釣れるとかの情報を聞いてしまうと読み始めに小説の結末を聞かされるような気がして興醒めしてしまうことがある。それが無名なポイントであればあるほど。

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ポイント選びは昔、とあるGT釣り師から聞いた口伝で、「高い山があるところは海も深い」を参考にしている。島でも種類があって隆起サンゴの島や、屋久島に代表されるような山岳系の島がある。島の山が海岸沿いに位置しているのか、あるいは中央部にあるのかでも海底の起伏は変わってくる。まずは隆起系か山岳系をマクロに選び、そこから島々の地形を個別に地図で確認していく。風向きで釣りが成立する場所を東西南北で目処をつけておく。島はこの点で強い。たしか村越さんが言っていたように覚えているけれど、島ならどこかしらで風裏ができる。そして小離島であれば移動も容易だ。

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実は飛行機の座席の選定もポイント探しで重要になる・・・

沖縄本島から以西はこれから更に選定条件が増える。簡単に言えばインリーフの距離だ。インリーフが長ければながいほどリーフエッジに立つまでに場合によっては水深が深くて辿り着けなかったり、上げ潮の時間を考慮して釣り時間が少なくなることを考慮しないといけない。インリーフ内部でも釣りが成立することもあるが、個人的にはアウトリーフの青く深い海の釣りが好きだ。

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2018年春のこと。このアウトリーフに行きたかったがインリーフの水深があまりにも深すぎた。

その他、気を付けておくことはポイントの高度の事で、空撮(鳥瞰図)を見れば磯に見えたけど現地に行ってみたら絶壁だったということがある。特にグーグルマップのような衛星画像系は高低差が把握しにくいので、3D表示をさせたり実際にヘリコプターやドローンで撮った空撮画像をグーグル画像検索して事前に見ておいた方が良い。

 

さてここまで書いて。

釣行記を書くつもりだったのに今日も結局ポイント選定の内容に脱線してしまった・・・。案の定というか何というか。まぁこんな調子で書き続けてみます。